児童館の勧め

妻の復職と入れ替わる形で、育児休業を取得し7か月間育児に専念した。(子供の年齢が9か月~1歳3か月)
7か月間を振り返って思うのは、児童館に通ってよかったということです。

今回0歳児の子育てをするにあたって、不安がありました。子どもと一緒に家にいると精神状態が引きこもりになってしまって、辛くなってしまう気がしたんですよ。今住んでいる区は、独身の5年前から住んでいるけど、近所との交流は一切ありません。
そんな不安を妻に語っていたところ、児童館で毎週イベントがあることを聞きました。妻は、子どもが外出できるようになってから復職までの3か月くらい、通っていたようです。

僕が小学生の頃遊びに行っていた児童館は、体育館で卓球・バスケットなどができたり、ボードゲームの将棋とかオセロがあったりで、乳児や幼児がどうやってすごしているのか、全く想像がつきませんでした。でも意を決して児童館に行ってみることにしたのです。

僕が参加したのは毎週10:45~11:30の45分間開催されている0歳児向けのクラスでした。

近所の児童館は小学校のビルの5階にあります。その中の一部屋が2歳以下の幼児専用ルームになっており、普段は自由に使えるようになっています。おもちゃも沢山あります。うちの子は、9か月の時、鈴が入ったガラガラみたいなおもちゃが好きでした。1歳前後になったらトラックのおもちゃに興味が移ってきましたね。
話がそれましたが、その20畳くらいのスペースに0歳の親子15組くらいが集まって、円になって座ります。
児童館の先生が進行役を務めて、その日のイベントを進めていきます。日によって違うのですが、ベビー体操(仰向けに置いた赤ちゃんの手足を動かしたりする)、ベビーマッサージ(オイルをつけてマッサージ)、司書さんによる絵本の読み聞かせ、身体測定、お歌を歌ったり、があります。

児童館はほんとに女性しかいなくて、ママはもちろん、先生も女性だけでした。
イベントには妻が3か月くらい参加していて、最後に参加したときには「来週からパパが参加します」と言ってくれたそうです。
だからでしょうか、特段不審がられずにイベントに参加させてもらえました。毎週、歌を歌ったり、マッサージしたり、周りのママと雑談しつつ参加できて、本当によかったです。話すことはストレス発散になるし、月齢が近いほかの子の成長の話を聞けて、自分の子供の発育を安心できるのが大きかったです。いろんな情報が入ってきました。離乳食は何を食べさせているとか、近所の子供を連れていきやすいお店の情報とか。一番助かったのは、子供の扱いに慣れている近所の評判の良い病院の情報を聞けたことかな。他のママとの交流が一切ない子育てなんて、絶対楽しくないし、辛いと思う。

こんなおっさんが紛れ込んだことに、文句を言わずにいてくれた児童館のママや、いつも気にかけてくれた先生方に本当に感謝しています。実際邪魔だったと思うんですよ。0歳児だと母乳で育児しているお母さんがほとんどです。児童館には授乳室が無くて、遊戯室の一角をつい立てで隠して授乳されてました。女性だけの時はそれでよかったんでしょうけど、同じ部屋におっさんがいてとても不便だったと思う。それが一番申し訳なかった。でも、誰一人私のことを白い目で見る人はいなくて、話しかけてくれて、ありがたかったです。先生方もよく気にかけてくれて、2週間くらい児童館に行く間隔が空いたときは、「心配してた、良かった」なんて声をかけてくれたんです。大人になってからそういう風に声掛けをしてもらえることってないですよ。嬉しかったです。

とにかく言いたいことは、児童館は本当に素晴らしい場所です。行ったことが無いパパママはもったいない。ぜひ行ってみるべし!

 

妻は元気で留守がいい

育児休業を取得して主夫をしているねぎです。

 

やっと年末年始の休暇が終わり、妻が会社に出勤してゆく。助かった。

12月22日から1月9日まで、妻よ、休みすぎだ。

 

休暇に入ってしばらくはなんとも感じなかったのだが、1歳児の息子が居ると、お出かけする先も限られてくるので、家に居る時間が増える。そうすると、狭い家で妻と一緒でもぜんぜん楽しくない。息子と2人の方が気兼ねなく過ごせると気づいてしまった。

普段の土日の週末だったら楽しいんですよ、生活に適度な変化があって。でもそれが2週間以上続いたらマンネリ。昔、流行った「亭主元気で留守居がいい」という流行語の意味を理解してしまった。

育児には息抜きが必要

育児休業で専業主夫生活を始めて、3ヶ月が経過した。

一日のスケジュールは大体こんな感じだ。

 

・8時~10時

 子供にご飯食べさせたり、自分も食事する。

・10時~12時

 児童館のイベントに参加

・12時~13時

 昼ごはん食べさせる

・13時~15時

 子供を昼寝させる。その間に自分もご飯食べる。家を掃除する。

・15時~17時

 

 電車で遊びに行く。数駅先にある動物園とか、大きなショッピングモールとか。

・17時~19時

 子供をお風呂に入れる、食べさせる。

19時~20時

 帰宅したママと夕食をとる

・20時~24時

 帰宅したママに育児をバトンタッチして、自分時間をもらう。

 スポーツジムに行く、読書したり、勉強したりする。

 

週に2日~3日、ママは残業せず19時に帰宅してくれる。

夜、ママが育児してくれるので自分の時間を確保できる。

 

書き出してみると、育児といってもたいしたことはしていないし、時間に余裕があることがわかる。そういった意味では辛くない。楽しくやっている。ただし、ずっと子供と向き合っているのは辛いこともある。子どもが「構ってほしいモード」になっているときは、トイレに行くのも難しくなる。育児には息抜きが絶対に必要だと分かった。

なので、ママが残業せずに帰宅してくれる日はありがたい。

ママが遅くなる日は、児童館の一時預かりに3時間預けて手を抜いてます。これは絶対必要。ほんとに助かってる。行政サービスに感謝してる。

 

 

児童館と職場、流れている時間の速度の違い

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 近所の児童館で毎週開催されている1時間くらいのイベントに参加してる。イベントの内容は、児童館の人が絵本を読み聞かせてくれたり、赤ちゃんと一緒に体操したり歌を歌ったり。20畳くらいの部屋に母子が10組くらい集まって車座になってイベントが行われるのです。うちの子はじっとしていないので、他の母子に近寄って笑顔を見せてます。そんな流れで、隣のお母さんと子どもの成長具合についてお話ししたり。。。。なんでしょうこの時間は。毎日あくせく働いていた今までの時間はなんだったのか。のんびりと窓から入る日の光を浴びながら、子どもと一緒にのんびりしている。時間の流れ方があまりにも違う。。。ずっとここで生きていたい(いずれ飽きるだろうが、確実に1年は幸せに暮らせる!)

先日子どもの靴下を片方忘れたんですが、児童館の職員の方がわざわざ電話をくれました。(児童館に氏名連絡先などを登録しているので、調べてくれたよう)一緒にイベントに参加していたお母さんが、職員さんに私が忘れたことを伝えてくれたそう。ご丁寧に連絡をくれたことにも驚いたのですが、翌日取りに伺ったら、靴下が畳まれて小さなビニール袋に入れられて保管されていました。この丁寧さはすごい。何だろう。

 私の職場はフリーアドレスの座席を採用している。どこに座ってもOKな、図書館の閲覧席ようなシステムだ。その座席に物が放置されていることが問題になっている。辞書とか文房具とか、ゴミが落ちていることも普通だ。机の上がすっきりしているところを見たことが無い。何か忘れ物をしたとして、届けてもらえることはまず無いだろう。私が月に一回だけ使う会議室にハンカチをわすれたことがあったのだが(忘れたことを覚えてなかった)、翌月の打ち合わせで会議室に行ったときに自分のハンカチを見つけてすごく驚いた覚えがある。児童館と、職場の違いは何だというのか。

 それは、職場では、最低限のマナーすら失うくらい、時間が無い状態に追い詰められていることが原因だろう。私の同僚たちは、自宅近くに帰ればゴミをポイ捨てすることは無いはずだ。良いパパやママのはずだ。みんなある程度の教育を受けているので、どこにでもゴミを捨てていいやと思っているとは考えづらい。職場では、「成果を出す」という目的に集中し、それ以外のことはすべてムダという考え方になっている。後に使う人のために机をきれいにしておこうとか、会議室の無駄な電気を消そうとか、シュレッダーのゴミを捨てようとか(捨てずに押し込んだりする)、その時間は、成果を出すためには、無駄な時間なのだ。流れている時間の速さが、児童館と職場でまったく違う。

 職場での時間の使い方がいいとは思わないが、靴下を届けてくれた児童館の対応が、サービスの過剰品質かもしれない。(せっかく届けてもらったのにすみません)これだけ流れている時間の速さが違うと、働いているパパと、専業ママの、価値観が合わず、話がかみ合わなくなりそう。

 

なぜ育児休業を取ったのか

私が勤務している会社は、ハードワークが求められる。仕事は、顧客企業の日常業務についてヒアリングして、レポートを作るなどの仕事だ。そんなに難しい仕事ではない。ただ、チームの仕事量を管理する人が居ないのと、人手不足が原因で慢性人手不足だ。高い家賃を払って、会社に自転車で通える範囲に住んで、毎日終電に間に合わず自転車で帰宅していた。ちょうど社内結婚したこともあって、家探し、結婚式など、毎日すごく忙しかった。

入社してから10年たった。お付き合いしている顧客とは、良好な関係の場合もあれば、ずっと悪い関係のままの場合もあった。あっという間に入社してから10年が経った。すべてをリセットして何か新しいことに取り組みたかった。子供の誕生はとても良いきっかけだった。

育児休業の相談を上司にすると反対されたが、その上の上司は賛成してくれたので、休業することにした。